ニュースで小さなお子さんから小学生のお子さんまで
マンションの窓やベランダから転落する事故が連日報道されていて、
ドキッとされている保護者の方もいるのではないでしょうか?
子どもの転落事故は、一人で歩き始める1~2歳ごろから増え始め、
3~4歳で最も多くなっていますが、小学生でも転落事故は起きています。
特に3~4歳のころは、好奇心や自我が芽生え、興味本位で何でもしたがり、
走ったり登ったり活発な動きができるようになりますが、
まだ危険かどうかを判断することが難しく注意が必要です。
子どもが窓枠や出窓に座って遊んでいるときに網戸が外れて転落、
ベランダで遊んでいるときに置いてあった物を足場にして手すりを乗り越えて転落、
保護者が1階にいるときに子どもが2階から転落など、
子どもだけで遊んでいるときに多く発生しています。
マンションだけでなく戸建ての家でも転落事故は発生しているので、
どのような家でも転落防止の対策は必要です!
★転落を防ぐには?★
(1)子どもだけを家に残して外出しない
「5分~10分ですぐ戻るから」と子どもを家に残して外出していませんか?
子どもは、家に保護者がいないと気づくと不安になって家中を探し回ります。
窓などの鍵を開けたり、ベランダから外の様子をのぞき込んだりするかもしれません。
(2)ベランダでは子どもだけで遊ばせない
ベランダが、子どもの遊び場になっていませんか?
転落事故は、子どもがベランダで遊んでいるときに多く発生しています。
子どもは、外から聞こえてくる電車や車の音、家族や友達の声、犬の鳴き声などに反応し、
音のするほうを見ようとしてベランダから身を乗り出して転落することがあります。
ベランダでは子どもだけで遊ばせないようにしましょう。
(3)補助錠を付ける
子どもが勝手に窓や網戸を開けてベランダに出ないように、
窓や網戸には子どもの手の届かない位置に補助錠を付けましょう。
特に、網戸は小さい子どもの力でも簡単に開くので施錠を徹底しましょう。
(4)窓枠や出窓に座って遊んだり、窓や網戸に寄りかかったりさせない
出窓に座って遊んでいて、網戸が外れて転落する事例は小さなお子さんだけでなく、
7歳以上のお子さんでも発生しています。
窓枠や出窓に座って遊んだり、窓や網戸に寄りかかったりさせないでください。
(5) 子どもの踏み台になるようなものを窓やベランダ近くに置かない
室内ではソファやベッド、テレビ台などの家具を踏み台にして、
室内の窓から転落する可能性があります。
ベランダでは室外機や段ボール、植木、不要になった家具など置いていませんか?
子どもがよじ登れるものを置かないように、部屋のレイアウトを考えましょう。
(6)窓、網戸、ベランダの手すりなどに劣化がないかを定期的に点検する
網戸が外れやすくなっていたり、網が剥がれそうになっていたりしないか定期的に点検しましょう。
1歳の体重でも網戸に寄りかかると、外れて転落することがあります。
子どもの転落事故は防げる事故ばかりです。
要するに安全な環境づくりが出来ていれば
お子さまの転落事故を防ぐことは可能なんです!
この機会に今一度ご自宅の窓やベランダ付近に
お子さまにとって危険な箇所がないかチェックしてみて下さい!!
参考:https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202107/3.html#section001